インターネットバンキングで日付が変わった時の残高に色をつけるマクロ

自分は会計ソフトへ預金データなどのデータ入力やインポートをする場合は入力・インポートした後に会計ソフトへ入力したデータに間違いがないかのチェックをするんですが、


そのチェックの際、まずは日付ごとの預金残高を確認するようにしています。


もし、会計ソフトの預金残高と実際の通帳残高(インターネットバンキングのデータ)とにズレがあったら、その日のどこかにデータ入力の間違いがあるはずなので、その間違い部分を探していき、データの訂正を行う。といった感じで。


でこのチェック作業、一日当たりののインターネットバンキングのデータが大量にある場合には、日付が変わる箇所を探すもの地味に時間がかかって面倒くさいので、


マクロを使ってインターネットバンキングのデータで日付が変わった時の残高に色をつけるようにしました。


なんの捻りもないマクロですが、日付が変わる時の残高に色をつけることで見やすくなって、把握しやすくなるので個人的には気に入っています。



目次

インターネットバンキングの日付が変わったら残高に色をつけるマクロ



例えば下記のような形式のインターネットバンキングのデータがある場合で





下記のマクロを実行すると。


Sub ネットバンクで日付が変わる際の銀行残高に色を付けるマクロ()

Const startrow = 2  '何行目のデータから日付のデータが始まっているかを入力する
Const day = 1    '日付データが入力されている列が何列目かを入力する A列 →1 B列→2
Const zandaka = 5   '残高データが入力されている列が何列目かを入力する A列 →1 B列→2

Dim i As Long        '変数宣言
Dim lastrow As Long

lastrow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row  '最終行の取得

   

For i = startrow To lastrow  '[startrow]で指定した行から最終行まで判定をしていく。


    If Cells(i, day).Value <> Cells(i + 1, day).Value Then  '日付が変わった場合に処理を実行する。
    
    
        Cells(i, zandaka).Interior.ColorIndex = 6      '日付が変わる際の銀行残高のセルを黄色にする。
        
    
    End If
    
Next i

End Sub


こんな感じに日付が変わる時の残高セルにだけ色が付きます。




残高のセル(E列)に色がつくのでExcelのフィルター機能を使うと「色」でフィルターをかけることもできます。


こんな感じで。





(ていうか、このフィルターの操作もマクロに記述するとさらに便利になるかもしれないですね、記事を書いていて今気づきました。。。)

この状態にしておくと会計ソフトの残高をチェックをすると少しはやりやすくなります。あくまで個人的にはですが。


マクロの記述を変えるやり方。



何のひねりもないマクロ(2回目)ですが、一応説明を。


まずはデータが何個あるかをカウントする必要があるので、変数「lastrow」を設定してExcelのインターネットバンキングのデータの最終行が何行目か、つまりデータがいくつあるか?を数えています。


次に、日付のあるデータ列(A列)について、日付のデータが記載されている一番上のデータ(今回の場合にはA1セルは項目名が書かれているセルなのでA2セル)から見ていき、データが違う(日付が違う)場合にはその違う日の残高が記載されているセルの色を黄色く変化させるようにしています。


マクロのつくり自体はこんな感じなんですが、このマクロを実際の現場で使うには各銀行のインターネットバンキングのデータに合わせてのマクロの記述を訂正する必要があります。


というのも銀行によってCSV等にエクスポートした際のデータの並び方が少しづつ違うからです。



なので、下の画像の赤枠で囲っている部分を変更します。




ある銀行のインターネットバンキングのCSVデータがこんな感じだとすると。




まず、マクロ記述の赤枠部分の「const startrow=2」の「2」の部分を変えます。

日付のデータが記載されている行は5行目からなので「5」に変更します。


次にマクロ記述の赤枠部分の「day=1」の「1」の部分を変えます。

日付のデータが記載されている列はB列(A列から数えて2番目)なので「2」に変更します。


最後にマクロ記述の赤枠部分の「zandaka=5」の「5」の部分を変えます。

預金残高のデータが記載されている列はF列(A列から数えて6番目)なので「6」に変更します。


これでOKです。

変更したマクロを実行すると、





無事に日付が変わった時の残高に色がついています。


まとめ


クラウド会計を導入すれば設定を間違わない限りは預金残高があわない。なんてことはないはずですが、会計ソフトへ預金データを直接入力する場合やインポートする場合には入力ミスすることや、インポートのやり方を間違うことも考えられるのでチェックは必要になります。

このマクロ、よく使う銀行のインターネットバンキングのデータごとにカスタマイズしておいて、Evernoteやパソコンのメモ帳なんかに保存しておくと次回以降もすぐに使えます。

何かの参考になればと思います。
なんのひねりもないマクロですが。(3回目)


【本日の近況報告】

コロナウイルスで外出を控えているため、音楽を聴いてすごす時間がいつも以上に増えています。

Google Home miniを使ってSpotifyを適当に流しているんですが、たまに自分の好きな曲が見つかるとテンションが上がっています。

以外とニッチな曲もきけたりするんですよね。

これ幸いと初期パンクとかパワーポップを聴きなおしています。

【本日の1曲】

The members / radio

Spotifyの有料プランで10年以上ぶりに聴いた一曲。
個人的にはこれぞディスコパンク(死語?)って感じでカッコいい。
特に1分52秒からのコーラス?シンガロング?みたいなとこはかっこよくて痺れますね。

去年もアルバムをリリースしているらしくびっくりしました。YoutubeにPVがアップされてるんですが、このPVもかっこいい。

この曲聴くとThe RaptureのHouse of jealous loversを次に聴きたくなってしまう自分がいます。

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