先日、仕事で<給排水引込工事>と<給水分担金>の資産区分と耐用年数について考えることがありましたので備忘がてらにまとめてみます。
結論
先日、賃貸用建物を建設中の顧問先から届いた資料の中にこんな感じの請求書がありました。
どうやら新しい建物を建設する際に支払ったもののようです。
で、
どう処理すべきか色々調べてみた結果、
<給排水引込工事>は建物付属設備として耐用年数15年として処理、
<給水分担金>については無形固定資産として耐用年数15年として処理
するという結論に至りました。
給排水引込工事って何か?
そもそも給排水工事って何かがよくわからなかったのでGoogle先生に聞いてみたところ千葉県のホームページにわかりやすい図がありましたので引用します。
千葉県HPよりhttps://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/kyuusui/mifukyuu.html
図でいうところの<配水管>から<宅地>まで水道管を引っ張ってくる(引込む)工事のことを言うようです。
この認識で資産の区分を探してみたところ<建物付属設備>の<給排水設備>が一番しっくりくるのかなと。
(国税庁HPより)
<構築物>の可能性も検討したのですが、引込工事自体が独立したものではないですし、単体では特に価値がないと思いますので、<構築物>とは違うのかなと。
給水分担金って何か?
こちらも給水分担金って何かがよくわからなかったのでGoogle先生に聞いてみたところ、呉市のホームページにわかりやすく説明されてました。
水道水を皆さんのご家庭までお届けするためには,さまざまな施設が必要になります。水道使用者の皆さんに支払って頂いている水道料金には,この建設費用が含まれているため ,以前から水道を使用している皆さんには,この建設費用を負担して頂いていることになります。ところが,新規に水道を使用しようとする方は ,いままでの建設費用を負担していませんから,以前から水道を使用している皆さんと不公平が生じることになりますので,公平性の確保の意味から新規に水道を使用しようとするお客様には ,使用メータの口径に応じて分担金を頂いています。
(呉市HPより)https://www.city.kure.lg.jp/site/jougesui/customer-buntankin.html
要するに水道を使うためにはこの分担金を払わないと蛇口から水がでてこないんでしょうね。多分。
これで大まかなイメージはついたので取り扱いはどうなるのか調べたところ、国税庁のホームページに下記の記載がありました。
内容的にもこれで間違いないかなと思います。
まとめ
建物の新築する時とか土地を買う時など、不動産周りの経費って結構種類も多く、細かな論点があるような気がします。司法書士の手数料関係でも測量代やら分筆代やらありますし、所得税か法人税かでも扱いが違ったりするので。
もっと数をこなせばすぐに判断できるようになるんですかね?
【本日の近況報告】
先週からエアコンの故障・漏電で不快な部屋で過ごしていましたが昨日ようやく交換工事が完了しました。
これで快適に過ごせます。
あと、記事の最後の部分にFeedlyとTwitterのアイコンを設置しました。
【本日の1曲】
DATS – Heart
最初聴いたときは外人かと思いましたが、日本人なんですね。
アンダーワールドのボーンスリッピーみたいだなと思うのは私だけでしょうか?