税理士試験の税法科目には理論の暗記が必須ですが、受験生時代に理論の暗記を一覧表で管理していたので参考になるかもしれないと思い、書いてみます。
エクセルで一覧表を作成する
準備として、縦に理論番号、横に日付を記載した一覧表を作成して、B5用紙1枚に収まるように印刷します。
法人税の場合には理論の数が多いので2枚に分割して印刷してましたが。消費税、相続税なら理論の題数もそこまで多くないので1枚に収まると思います。
こんな感じです。
一工夫として横の日付欄は10日と20日については区切りを分かりやすくするという狙いで枠線を太目に設定しています。
縦の理論番号欄についても同じように1-、2-、3-、などが変わるごとに枠線の種類を変更していました。
準備としてはこれで完了です。
理論を暗記したらマーカーで塗りつぶす。
使い方は暗記した理論部分をマーカーで塗りつぶす。
これだけです。
こんな感じですね。
2日に1-1と1-2を暗記したらその部分をマーカで塗る、
3日は理論の暗記をしなかったので空欄、
4日に1-4、1-5、2-1~3-2まで暗記したのでその部分をマーカーで塗る。
この一覧表は理論サブノート(Tacなら理論ドクター、理論マスター)に挟んで使ってました。ブックカバーを使っている人はそこに挟んで管理してもいいかと。
受験生時代は通勤電車の中で理論を暗記したり、暗唱したものを覚えておいて、事務所についてから該当の理論を塗りつぶしていました。
で、毎月末になったら翌月用に新しい一覧表を印刷して、前月の暗記表は捨てる。
ちなみに自分は黄色のマーカーを使ってマークしていましたが、その理由は
黄色のマーカーで塗りつぶしている場合には塗りつぶした一覧表をコピー機でコピーすると黄色のマーカー部分が消えてなくなるので便利だったためです。
自分もよく月末近くになったら大原の校舎のコピー機でコピーしてました。
暗記する → 塗る → 捨てる → これの繰り返しです。
このやり方、自分でも吐き気がするほどアナログなやり方だと思いますが、一覧表にマーカーが塗られてないと理論の学習ができていない、つまりは理論暗記に時間がとれていないことがすぐにわかります。
他にも、暗記の回転数(理論をまわした回数)が低い理論に気づくこともできます。
特に本試験直前期は毎日たくさんの理論(10題前後)をまわすので、特定の理論を最後に暗記したのはいつだったか忘れてしまいがちなんですが、この一覧表をみると最後に暗記したのがいつかすぐにわかるので意外に役にたってました。
後、たくさん塗りつぶすと達成感が得られるので塗りつぶしたいから理論をやるというきっかけになるとかならないとか。(当社調べ)
まとめ
自分自身、税理士試験の税法科目についてはすべてこのやり方で理論を管理していました。
どんなやり方でやろうが理論を暗記さえすればいいので、何か参考にできることがあれば取り入れていただければと思います。
理論を全て暗記できれば本試験当日の不安感が少なくなるので今の時期から暗記を頑張っていただければ。
【本日の近況報告】
先日、前職時代に一緒に働いていた後輩と食事をしてきました。
税理士業界の人手不足の話になったんですが、後輩の事務所(今は別の事務所で勤務中)では100人に求人メールを送っても面接にくるのは2~3人とのこと。
しかも業界未経験の人が多いのだそうです。
どこも人材獲得には苦労しているんですね。
給料を高くして、残業0にすればすぐに人材は集まると個人的には思うのですが。
【本日の1曲】
Swing Out Sister – Breakout
この連休中に家族で近所の市民プールに遊びにいきました。
そのプールでアクアビクス?(エアロビの水中版)のレッスンをしている人達がいたのですが、そのBGMとして流れていた1曲。
久しぶりに聴いたけどいい曲。もろ80年代って感じですが。
熱を加えると消えるタイプのマーカーもありますのでそちらを使うものよいと思います。
ドライヤーの熱などで消えると思いますので、月末になったら理論暗記一覧表にドライヤーあててマークを消してまた使う。みたいな感じで。